2007年12月10日

近い将来への提言と業界用語解説を聞く学会2日目とか。

既に初日から異様な長さの文章になっている学会報告ですが、2日目です。
繰り返しになりますが、HIV/AIDSに関する情報はリンクしているHIVマップや各種医療系サイトをご参照いただくほうが正確ではないかと思います。本記事では一参加者の視点で学会を振り返っていきます。

2日目は現地からの記事でもご紹介した井戸田一朗先生の教育講演「医者は患者にどう性の話をするのか」から開始。
ぎりぎり遅刻しないくらいのタイミングで会場に飛び込むと、既に国際会議場にはけっこう人がいました・・・・が、案の定講演中に続々と人が増えていました。
明らかに昨夜呑んでたと思われる医療関係者の方も(爆)。

さて、今回のエイズ学会は広島大学病院の高田先生が会長なのですが、テーマが「Step Up!情報と教育」と決められていました。なので教育講演の演目はある意味学会の象徴的なもので、そのトップバッターがセクシュアリティの話であったわけです(このあたりは3日目のシンポジウムでさらに強調されることになるのですが)。
なので医療者に「MSMの患者と話すときのコツ」みたいなものを教育する、というのがこの講演の本題なのです。
最初は医者の講演らしい感じでスタートしていったのですが、医療者自身が自分のセクシュアリティを知るところからはじめよう、という話で井戸田先生がご自身のことを「ときどきオバサンになります」と発言したあたりから奇妙な空気に(笑)。
オバサンってあんた、女って言えばいいのに、と突っ込みたいMSM関係者が総じて笑いをこらえています(爆)。ちなみに僕は井戸田先生とお話したことは無いのでよくわからないのですが、オバサン発言の直後に浮かんだことは「どうせなら乙女って言ってほしかった」でした(自爆)。

MSMとうまくコミュニケーションできるお医者さんやナースの方って、抵抗無くMSM関連の言葉(タチ/ウケとかハッテンとか)を使うようになっていることが多いんですね。躊躇や気恥ずかしさを伴ってしまうと患者側にも伝播してしまいますし。
その結果医師本人のセクシュアリティはどうなんだって疑惑を抱かれるケースもままありますが・・・・(爆)。
ともかく多様性に理解があるお医者さんだと安心、ってことは間違いないですよね。
そんなわけでこのタチとかハッテンとかキメる(爆)って用語の解説までありました。朝8時台に(笑)。
でも先生、それらの用語集のスライドに「業界用語」って見出しはいかがなものでしょう(核爆)。


講演のあと、8:55からのシンポジウムもMSM系です。
「MSM集団はHIV/AIDS対策においてhard-to-reach populationか?〜コミュニティ規模調査後のMSM向け予防戦略を検討する」・・・・題目は長いですが、MSM向け予防戦略のシンポジウムで、初日のMSMの一般演題に出ていた身にはミナミ&新世界のコミュニティ規模計測の次のステップの話だなってことが理解できます。
hard-to-reach populationというのは、必要な情報が届きにくくなっている集団、という意味で、HIV関連ですからもちろん予防やケアの情報が届きにくい集団のことを指して使われています。

ストレートの人に比べてゲイの人はHIV/AIDSに関する知識は高い、といわれています。コミュニティセンターもあるしゲイイベントではキャンペーンやってるしゲイ雑誌でも誌面がさかれています。
でもコミュニティ規模の調査をしてゲイタウンにアクセスする人口を調べたり、ゲイイベントの参加者数をカウントしたりして、それをいわゆる「人口の何%は同性愛者」的な話と重ね合わせると、いま挙げたような場所で情報にアクセスする人数はコミュニティのほんの一部であることも明らかになるわけです。
また、情報に接する機会があっても、リスキーなセックスという行動が変わらないのでは意味がありません。それは逆に情報の内容が行動変容を喚起するに至るものになっていないということでもあります。
そうした視点からMSMを単純にひとくくりにせずに、細分化してより効果的な予防戦略を考えるベースにしよう、というのがこのシンポジウムの狙いであります。

aktaのイベントACADEMIAでもお話をいただいた(しかも何故かラウンド髭状態だった)京都大学の日高先生のインターネット調査結果の報告では、充分に知識があるのにリスキーなセックスを繰り返している層の存在が指摘され、薬物依存や抑うつといったその要因になっている可能性のある事象を紹介されました。つまり知識と一緒に、行動変容を阻害する要因も持ってしまっているということですね。
日高先生はネットを利用してそうした層への介入プログラムなども行っているのですが、セックスの内容を記録するなどのプログラムを受講するとコンドームの使用率は確かに上がり、昨日の検査の話ともつながるのですが、やはり知識だけではなくて、感染不安に対して自ら何かアクションをとることが大事なのかなと思いました。検査を受けるとかセーファーセックスに関するプログラムを受けるとかですね。そうすると自分の行動に照らし合わせて冷静に考えることができるようになるのかな、と。
あと、琉球大学の健山先生の報告で、行政統計の問題点が指摘されました。HIVの陽性が判明すると行政に報告することになるのですが、その際推定される感染経路を患者本人に聞いて併せて報告します。
一方で先生の病院(沖縄のHIV陽性者の7割が通院する病院です)でも医師が患者にそのあたりも含めて問診します。ところがこの両者の結果が全然違うんです。
明らかに「同性間のセックスでの感染と思われることを医者には話しているが、陽性告知のときは異性間ってことにしてしまった」という人が多いことが指摘されているんですね。
まあ同性愛者を保健所の人にカミングアウトできるかって言われればそうなるのも仕方ないところはあるのですが、こうした意図的に歪められた行政統計を基にしていては、MSM対策なんて予算も出ないし役所が重い腰をあげないわけです。
では正直に申告しろって話かと言うと違います。むしろ、医療の現場で判明した実態を、行政にフィードバックすべきではないかという方向で話が進みました。もちろんそこにCBOが加わってさらに実情を明らかにしていくのも効果的です。
医療と予防啓発団体の連携を提言してシンポジウムは終了しましたが、本当はここからがスタートなので、次のシンポジウムではこの提言に基づく各地域の取り組みについて報告されるといいなと思いました。

さて、このあたりで、今開催中のOURDAYS DARY展の準備がトラブっていることが発覚(核爆)。
仕方ないのでシンポジウムの合間に会場に設置されたフリーパソコンで仕事をすることになりました(汗)。

学会ネームカード.jpg

このネームカードを身に着けているのでラフな格好の髭男でも怪しまれずにパソコンを使えます・・いや、髭で人を怪しんでいたらエイズ学会は成り立ちませんね(笑)。

おかげでそちらが気になって、代謝異常についてのランチョンセミナーの内容はあまり頭に入りませんでした。
ただ代謝異常のセミナーには、ランチョンセミナーなので軽食がでるということもあったのでしょうがMSMの人の姿がけっこう多かったですね。
副作用で脂肪代謝の異常が出ると見た目に変化が出るのですが、MSMの人が一番気にする副作用がこれなんです。さすが外見を気にする人々ですね(他人事のような発言)。
セミナーは糖尿病の専門の方が来られて、医師向けのかなり専門的な内容でした。ただ統計的に見ても糖尿病になるHIV陽性者も増えてきていて、複数の慢性疾患を抱えるとどんどん生活が難しくなっていくのは想定されますから、もしかすると今後は生活習慣病予防のための情報がHIV予防啓発のツールに併録される日も来るのかもしれません。

イベントの準備をしつつ、次に出席したシンポジウムは「日本におけるHIV感染予防戦略 パートナーマネージメントの意義」。
あんたシングルなのにそんなシンポジウムに出てるの、とかいう突っ込みは却下します(自爆)。
ここでいうパートナーと言う言葉は、広い意味でセックスの相手全員を指していると考えたほうがいいのです。

このシンポジウムでは諸外国の事例が紹介されました。例えばカナダでは性感染症の人が直接または医師などを介してセックスをした相手に検査と場合によっては治療を推奨する旨の連絡をする、というのが一般化しているとのこと。またアメリカでも、例えばAさんが感染が判明して医師にセフレがいることを明らかにした場合、このセフレに対するアクションがないと、なんと医師が「リスクを知りながら放置して病気を進行させた」ことで訴えられるケースが出てきたために、カナダに近い取り組みが行われているとか。

またタイでは1991年にエイズが国家の最優先課題として位置づけられたために、学校では予防を推進する、セックスワーカーにも予防教育をすすめる、警察はリスキーなセックスを売り物にするような風俗店をバンバン取り締まる、といったかなり強い対策をとったそうです。その結果タイではHIV陽性者は減少傾向と推定されています。

国の施策となればそれなりに効果的なのは明らかなわけですが、といってもパートナー間に国が介入するのは抵抗があるでしょう。ただ陽性者のパートナーに一定のリスクがあることは確か。
大阪市立総合医療センターの後藤先生が「診療の場で感染予防教育を怠って感染者を増やしてしまう」ことへの警鐘を鳴らしていましたが、パートナーにどう伝えていくか、またその結果不安を抱くパートナーをどうフォローするかも重要な課題です。
ただし既婚者の方とかも想定したパートナー告知をもっと模索していかないといけなさそうですが。MSMだけの問題にはできない話でした。

2日目最後のシンポジウムは「MSMを対象とした予防活動の一方法論としてのPOL(ポピュラー・オピニオン・リーダー) Grassroots Exchange Programからの報告」・・またも何それ的なタイトルですが、サンフランシスコやニューヨークでの事例を紹介して、このPOLという手法について考えるシンポジウムです。
実は3日目のワークショップに出席できなかったので、POLについては僕がこのシンポジウムで「こういうものだと感じられた」ということしかご説明できないのですが、ものすごく簡単に(おそらく簡単にしすぎていますが)言えば、あるMSM集団の行動変容をうながすようなオピニオン・リーダーを予防啓発に巻き込むことで、その集団全体に予防活動を浸透させよう、ってことです。
だからって「じゃあレッドリボンキャンペーンはGLAYのTERUなんか使わずに来年からマッキー&聖子で」ということではありませんので(爆)。

例えば今年1月に最終回を迎えたうちのイベント「VOICE」ですが、来場者アンケートをとると来場理由で一番多いのは「知り合いが出ているから」なんですね。
でもそういう理由を書いてくる人が、自由記述欄にHIVについて感じたことなどをけっこう熱く書いてくれたりするんですよ。
つまり出演者が自分の周りの人をイベントに誘った、ということにより小さいながらも予防意識の広がりが見られるわけです。
POLはこういうことを効率よくやるために、オピニオン・リーダーを探して教育して予防活動に協力してもらう手法と認識しました。

ただちょっと「オピニオンリーダー」なんて祭り上げられるのに日本人は尻込みしそうだし、出る杭は打たれる的なリスクもありそうなので、本当は3日目のワークショップで手法そのものを学んでそれらの疑問を解消すべきだったのですが、ワークショップの拘束時間があまりに長いのでイベント準備を抱える身では参加を控えるしかありませんでした。

でもでも、今思うと、他の人はどうなんだろう、って考えることは様々な場面であるわけだし、実際今やっているイベントでも「他のゲイの人のライフスタイルを知りたい」みたいな理由で来ましたって人もいるんですよね。
これ効率を追求しすぎて「カリスマを探せ」みたいにならずに、うまく展開できたらいいんじゃないのかなぁ、って思いました。オピニオンリーダーって言葉の表現の問題もありそうに感じます。

2日目のシンポジウムはどれも将来的な課題を提示するようなもので、来年の学会報告に結びついていけばいいな、と思うものばかりでした。
これもちょっと他人事のように言ってますが(苦笑)。

ちなみにイベントの準備は結局3日目も続くのですが、まあどうにかなりました。
3日目の報告では陽性者支援や医療者教育の話を中心にレポートします。
posted by sakura at 15:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ボランティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月09日

イベントの折り返し地点を過ぎたところとか。

学会2日目の報告は明日アップする予定なのですが、2日目といえば以前現地からアップした記事でご紹介した井戸田先生の講演会がありました。

で、明日10日はaktaでやはり井戸田一朗先生の講演会があります。

きみもぼくも健やかであるということ
〜エイズ・性感染症から心身の健康について考える〜
12月10日(月)18:00〜20:00

「エイズや性感染症を切り口にこころとからだの健康を考える」という講演会です。まあ講演といってもaktaが会場ですのでフランクな雰囲気で進むのではないかと思います。

ちなみにこの企画はですね、実は新宿区保健所が主催です。
ですが新宿区民でなくとももちろん参加できます。

開催中も展示を見ることは可能です。また悠さんの新作1月のひげくまカレンダーも絶賛配布中ですよ。
土曜日は悠さんのほかにも、くまごろーさんとごんた君カップル、akaboshiさん、海坊主さんにお越しいただきました。ありがとうございました。
posted by sakura at 20:35| Comment(3) | TrackBack(0) | ボランティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月07日

展示だけではないコミュニティセンターのイベントとか。

現在「OURDAYS DIARY」開催中の新宿二丁目コミュニティセンターaktaですが、やっているイベントは展示だけではないんです。

またまた直前の告知で申し訳ないのですが、明日のイベントの告知です。
といってもうちの団体のイベントではないのですが、場所をお借りしていますし内容も良さそうなので、よろしければご参加ください。ついでに展示も見ていってくださいね。

ACADEMIA Vol.8
ゲイのメンタルヘルスとセックスの関係
12/8(土)18:00〜20:00
http://web.mac.com/k_boson/iWeb/ACADEMIA/SCHEDULE.html

ACADEMIAはaktaで開催している勉強会で、毎回専門家の方をお招きして、でも堅苦しくなく、ゲイライフやゲイコミュニティに関するさまざまなトピックを取り上げていくというイベントです。
今回は、エイズ学会でもMSMの予防行動などについて発表された、京都大学の日高先生がゲストだそうです。
この日高先生は9/26の記事でご紹介したインターネット調査「Reach Online 2007」などの研究者さんです。

なお、2時間フルにご参加いただけない方も、開催中の会場の出入りは自由なので、展示を見ていただくことはできます(よほど参加者が多くなければ)。でも大事なテーマなのでよろしければ勉強会にも出てみてください。

ちなみにDiary、最初18人だったのですが、ほんの少し増やしました(笑)。現地で展示を見て、ご賛同いただける方の参加をまだまだお待ちしておりますよ。

この週末、9日はaktaは休館日ですのでご注意ください。
なお10日(月)には、井戸田一朗先生をお招きしての勉強会もあります。時間帯は同じ18:00〜20:00です。こちらはまた改めてご案内しますね。
posted by sakura at 19:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ボランティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

さまざまな観点からHIV/AIDSを学ぶ3日間の初日とか。

このタイトルの縛りはあれですね、真面目な学会報告とかに非常に向いていないですね(既にこの書き出しが真面目と対極にあるような)。
遅くなりましたが第21回日本エイズ学会について、僕が感じたことなどをまとめていきたいと思います。

HIV/AIDSに関する情報はリンクしているHIVマップや各種医療系サイトをご参照いただくほうが正確ではないかと思います。
以後の記事では一参加者の視点で学会を振り返っていきます。

学会初日はまず受付をして、抄録集を買って臨みます。

学会抄録集.jpg

全部の演題の抄録とプログラムなのですが、一部抄録からさらに進んだ研究成果の発表もあるので、プログラムを選ぶためのガイドライン的な役割ですね。
改めて目を通すと、初日の朝9時のラインナップは、「日和見感染症T」「新薬開発T」「HIV検査・相談T」「母子感染」「アクセサリー遺伝子」「療養支援」。
まあ日和見感染症は怖いので知っておきたい、新薬情報も仕入れたい、療養支援には処方薬局のプライバシーの話なんかもあるというわけで早くも悩ましいわけです。
アクセサリー遺伝子はHIVの感染効率を高める働きをする遺伝子産物Vprの話とかで、かなり最先端な感じです。すでにここだけで、生物学的な話、臨床系の話、社会学的な話が揃いますよね。エイズ学会は常にこの調子で、しかも社会学系に医者も来るし、臨床系は医療従事者だけでなく陽性者も参加する、といった、HIV/AIDSをとりまく様々な専門分野が集まって互いを知るような側面があるのが特徴的な学会です。

で、僕は「HIV検査・相談T」に参加したわけなのですが、このタイトルでいきなり冒頭からMSM系4連発。まあそんなもんです(苦笑)。
検査行動の分析や検査体制へのニーズの話題が中心に発表が進みます。
6月に名古屋で開催されるNLGRの無料検査会。参加された方はおわかりかと思いますが受検者アンケートが実施されているんです。そのアンケート結果の分析もありました。
例えばいくつかの発表にはこんな調査がされています。
「陽性と判明した人は何回目の検査で陽性と判明したのか?」
陰性だからってセックスやめるわけじゃないんで(そういう人がいないとも限りませんが)、この調査で万が一何度も検査を受けているにもかかわらず何度目かの受検で陽性とわかる人が多いとなると、陰性の告知の後再びリスキーなセックスに走る可能性があるわけなんですが、調査結果はどの調査でも何度も受けている人ほど陽性者の割合が低いことが明らかになっています。
HIV検査を受けると、陰性でも陽性でもセーファーセックスに関するカウンセリングや説明があります。繰り返し受検してずっと陰性を保っている方が多いってことは、この説明などが予防啓発に一定の効果があるということだと思われるわけです。

あと面白かったのは初回受診の理由が「健康チェック」という人が多いことだったんですが、これ、考えようによっては「自分がしているセックスがリスキーかどうかの認識が不十分なのかも?」って気がちょっとしました。これが2回目以降の受検だと、「健康チェック」という人は10%近くポイントを下げて、リスクのあるセックスをしたという自覚があって検査に来る人が7割を超えるんですね。HIV検査がある意味セクシャルヘルスの教育の場になっているんですね。
逆に言うとセクシャルヘルス教育の場って言うのが学校などで不足しているってことにまで言及できそうな感じです。

あと、性感染症のクリニックなどでクラミジアなどが発見された患者さんにHIV検査を進めているかと言う医師向けのアンケート調査の報告などもあったのですが、意外とすすめられていないんですね。こういう患者さんにはHIV検査を勧める、という線引きも医師次第のようです。
このあたりいわゆる「縦割り」の印象がありますね。厚生労働省の担当課も確か違うはずです。

午後はそのままの流れでシンポジウム「包括的HIVカウンセリングに今求められるもの」へ。
このシンポジウム、最大のポイントはカウンセラーを奪い合う現状の話だったような気がします。
スクールカウンセラーをおく学校、産業カウンセラーをおく企業が増加したために、カウンセラーは常に不足気味で募集してもなかなか集まらないという話が出てきました。
日本では、HIV陽性者が特定の病院に集中してしまっているのが実情なのですが、そうした病院に勤務する医療従事者はもちろん激務なわけで、本当はそうした人向けのカウンセラーもいるべきなんだけど、とてもそこまで手が回っていないように見えます。

シンポジウムが終わると「MSMT」「MSMU」というある意味自分の専門分野直撃の時間帯。
ここに「抗HIV療法」とか「予防啓発」「服薬アドヒアランス」あたりの医療従事者以外でも関心が深そうな演題が被りまくりまして、しかも「MSMU」と「服薬アドヒアランス」ではそれぞれ知ってる人が研究メンバーに加わっている発表が全く同時刻に行われる状況と判明(自爆)。
こういうときは片方はあとから直接聞こう、と割り切るしかありません。

で、MSMです。TとU合わせて発表は14、最初の6つは各地域での取り組みの発表で、横浜−新宿×2−ミナミ&新世界−八王子−堂山の順に進みました。横浜はSHIP、新宿はaktaとデリヘルプロジェクト、八王子はかたつむりの会、大阪はMASH大阪の勉強会であるCafe Chatと、各地のコミュニティーセンターやプログラムに関するもの。
今年オープンした横浜のSHIPですが、物件探しで十数件断られた話などが出ていました。ゲイ向け&エイズ関連ってあたりで拒否反応があった可能性があるのが哀しいところ。でも完成した今、迅速検査も受けられるし情報にもアクセスできる施設なのでお近くの方は是非一度訪問してみてください。
で、ミナミ&新世界はちょっと毛色が変わっていて非常に面白かったです。MSMコミュニティの規模の測定という発表なんですね。
ミナミと新世界のゲイ施設にアクセスする人口はどのくらいなのかという調査で、こうした調査をすることにより大阪のMSMコミュニティの規模が推測でき、例えば配布資料の予算を自治体から得ようとしたときなどに基礎資料になるわけなんです。
前の学会では堂山の調査発表で、今回はミナミと新世界の発表がなされました。
あとは、複数の地域に出入りする人がどのくらいの割合でいるのかを調査すれば、「大阪府では平均して一日におよそ〜人のMSMがゲイタウンに繰り出す」というデータが作れるというわけです。こちらの調査はまさに調査・集計中のようです。
自治体と協働しようとすると絶対問題になる予算化(事業化)の課題をクリアする上でのヒントになるかもしれません。

後半はインターネット調査や、陽性者へのアンケート調査からの発表など。セックスドラッグの話も出てきました。
非常に気になったのが東海地区のブロック拠点病院(HIV診療で地域の核となる病院)での新規陽性者のMSMへの調査。ここではHIV検査の受検動機が医師の判断(他の疾患での術前検査なども含む)が多かった一方で、「やっぱりそうだったか」的なことを考えた人が多かったことが報告されました。
これ、併せて考えれば、感染するかもというリスクを認識していても、医師の判断を仰ぐまで検査に行かないってことなんですね。
実際問題、「怖くてHIV検査に行けない」という人はけっこういるとは思っていたんですが、数字で示されてしまったんです。
これについては、検査結果が陽性だった場合その後の自分はどうなるのか、という点があまりにも見えなさ過ぎるために、HIVが死のイメージにいきなり結びついてしまうことから恐怖心が生まれる、という見解もあります。今展開している「Living Together」などはそのあたりの意識を変えてもらおうという狙いもあって、現在aktaでやっている「OURDAYS DIARY」はHIVと共に暮らすってどういうものなのかをちょっと見ていただく意図があります(宣伝)。

ここで個人的にとても重要だと思っていることは、「自分がしたセックスに感染リスクがあったのか?」という点の判断を個々でできることが本来大前提であるべきだってことです。そこの教育がなされない限り、リスクを犯している人が全く気づかなかったり、逆に検査の予約が全くリスクが無い人によって埋まってしまったりということが起きてしまうんですね。
会場でもこんな表現が使われていましたよ。「駅前の通りすがりの人に検査を受けてくださいと呼びかけるのに巨額を投じるなら、その何割かをリスクの高い層に直接投じるよう工夫すべき」・・・・全くその通りだと思います。
で、セクシャルヘルスの正しい知識の啓蒙、つまりは性教育って話になると、厚生労働省VS文部科学省みたいなつまらない話になってくるわけなんですが(汗)。
学校の特別授業などで専門家が出向くと、校長からコンドームと言う単語は使わないように言われることも多いようです・・・・病気を予防する方法を教えたくないのかと思ってしまいますが、そんな現実があります。
自分のセックスライフにおいて感染リスクがあるのかないのか、日本ではMSMの人はゲイ雑誌やゲイイベントで知ることが多かったりするんですよね(って、MSMじゃない人はどうなんだろう?)。

はい、お気づきでしょうか、ここで検査・相談のところで書いた初回受診の理由が「健康チェック」になってしまうのはリスク認識が不十分だからでは、という話につながりました。
こんなふうに、異なる時間帯の発表がつながっていく瞬間が何度も出てくるんです。だからテンションがあがっていくんですね。


初日の最後はシンポジウムです。
「HIV陽性者の治療認識(Treatment Literacy)〜医療現場と自助活動の連携・協働の可能性を探る〜」というタイトルのこのシンポジウムは、治療と生活の両立、患者参加型医療というようなテーマを取り上げます。

学会シンポジウム.jpg

HIVに感染すると、データを見ながら長期的に治療を継続することが生活の一部になります。そのために定期的に通院し、必要ならば投薬を受け、副作用が出れば対応策を考えて、どうやって長期的な治療と生活を両立させるかを考えていくことになります。
特にHIVに感染しているだけの状態では、検査すれば免疫力が落ちていることはわかるものの、自覚症状がほとんど無いために、治療を続けるモチベーションの維持がけっこう大変だったりするのです。
また研究により新しい薬が出てくれば、治療の選択肢は広がりますが、その分複雑化して、治療について患者が理解できないことも出てくる可能性があります。
生活と両立させるためには、自分自身の生活に合わせて患者自身が治療の選択に積極的に関わるべきであるにも関わらず。
そうした点について医療者側・患者側双方の意見が飛び交うシンポジウムでした。

このシンポジウムの間、僕は自分が睡眠障害の治療を始めたときのことを思い出していました。
かなり昔の記事に書きましたが、僕は睡眠障害の治療のために、睡眠時に呼吸器をつけて寝ます。
実は治療開始した最初の1ヶ月で、僕は呼吸器を3日に1日しかつけられなかったんですね。
マスクを身につけることで眠れなくなってしまったり、逆にマスクをつける前にうたた寝してしまってそのまま朝になったり。
呼吸器を使わないということは治療していないのと同じなので体に悪いことだということはわかっているのですが、どうしても続けられないんです。
この状態が改善されたのはそれなりに最悪な寝起きを繰り返してからだったりするんですが、HIVで自覚症状がないとそれすら起きないわけです(逆に起きると洒落になりません)。

ただ患者のライフスタイルにどこまで口出ししていいのかって言うことは医療従事者にとってもなかなか判断が難しいことは想定されるわけで、そうした観点での医療従事者側の意見もあったように感じました。
また20代や30代の感染者だと、人生で初めて慢性疾患に向き合うことになる人もいるわけで、他の長期療養を必要とする疾患での療養支援の事例なんかも参考にしていくべきかも、と考えました。
同時に、こういうことに関わっていられない病状の方もいらっしゃるわけなので、関われる身としてはもっとできそうなこともあるように感じたりしました。

初日はなまじMSM色が強かったのでだらだら書いてしまいました。
自分の中でも未整理な部分もまだ残っているので、これからもう一度時間をつくって整理しようと思っています。
posted by sakura at 05:10| Comment(2) | TrackBack(0) | ボランティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月03日

学会報告の前にいろいろ告知とか。

学会報告はこのあとアップしていきますが、ちょっと告知。
実は今日から、TOKYO FMで、HIV陽性者の手記の朗読やHIVに関するトークの番組が4日連続で放送されます(東京ローカルです)。
時間は16:00〜16:20です。坂上みきさんがパーソナリティをされている番組「ENTERMAX」の中でのON AIRです。
間際の告知で申し訳ないです・・・・本当に申し訳ないといいますか、もっと早く告知できたらよかったのですが、今日のゲストは中孝介さんです。
ちなみに明日はフローラン・ダバディさん、明後日は大貫妙子さん、明々後日はAIさんです。ちょっとゴージャスじゃないですか?
ターゲット層を理解したブッキングって気もしますが(苦笑)。
12/14には半蔵門にあるTOKYO FMホールでやはり陽性者手記のリーディングやライブ、キース・へリングの展示などもあるイベントもあります。リスナーの招待をTOKYO FMの報道番組バイブルのHPでやっていますのでこちらをご参照ください。
URL:http://www.tfm.co.jp/max/bible

ついでなんで先日始まったうちのイベントも・・・・。

ourdaysdiary.jpg

新宿二丁目コミュニティーセンターaktaでの展示会、スタートしています。

takefree.jpg

ご自由にお持ちいただける冊子やパンフレット。画像左の小さいパンフレット、実はうちのイベントとTOKYO FMのイベントの告知が合わさったフライヤーなんですよ。是非お持ちください。
金曜の夜などには新宿二丁目仲通りの街頭でもスタッフがお配りします。

ourdaysstaffpass.jpg

こんなパスを首からさげたスタッフがいたらうちの団体のメンバーですのでお気軽にお声掛けください。僕も期間中あと5回くらいスタッフやってます。
ぜひぜひお越しくださいね。

『OUR DAYS ・DIARY』展
日時:2007年12月1日(土)〜16日(日) 16:00〜22:00(9日は休館予定)
会場:新宿二丁目コミュニティセンターakta(新宿区新宿2-15-13 第2中江ビル301)
電話:03-3266-8998
URL:http://www.rainbowring.org/akta/

『OUR DAYS ・DISHES』展
日時:2007年12月1日(土)〜31日(月)営業時間内
会場:CoCoLo cafe (新宿区新宿2-14-6 第一早川ビル1F)
電話:03-5366-9899
URL:http://www.akiplan.com/cocolo-cafe/

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2007年12月01日

僕を迎えてくれた平和都市とか。

月が変わって12月です。一年早いですね。
今日12月1日は世界エイズデーです。
エイズデーについては賛否両論あると思うのですが、HIV/AIDSの問題に関わる人がエイズデーと言う日をどう利用していくのかが大事だと思うので、まだまだ可能性を探っていきたいと思っています。

さてまずこの記事では学会そのものではなくて広島のお話をしますね。
もちろんスタートは広島空港です。

広島空港.jpg

広島空港は離発着の本数に比べるとやや小さい印象だったのですが、動線を充分に考慮してコンパクトにまとめた、という印象に変わって、なかなかいい空港だな、と思いました。
航空機をロビーから撮影しやすいところも個人的にはポイント高い空港です。
ただ市街地へのアクセスが・・広島西空港と東京を結ぶ便が復活して欲しいんですがね。
空港に着いた27日はいまひとつな空模様でしたが、翌日の学会初日は青空が広がりました。

日本エイズ学会初日.jpg

午前中曇りって予報だったんですが、どう見てもゲイイベントっぽい晴れかたですよ(笑)。
当日の朝会場入りしたゲイの人が多いことも後から判明し、さらにゲイイベントだから晴れたという印象を強めました(だからゲイイベントじゃないっての)。

原爆ドーム.jpg

広島は川の町です。原爆ドームを川越しに撮影しました。
市街地の印象は高知市に近い感じです。川と川にかかる橋、路面電車、緑を取り入れた街づくり。
実は僕は平和記念公園という場所はもっとモニュメンタルな場所だと想像していたので、大きくて緑が多いことを知りました。

平和記念公園.jpg

花壇や噴水もあり、このところ気温が下がってきたとのことで木々の彩りもさまざま。

広島国際会議場.jpg

そんな平和記念公園の一角に、学会会場の広島国際会議場があります。公園の美観にとけこむよう考慮されたのか、地上はかなり地味で、地下2階まである内部はいかにも国際会議場って感じでなかなか重厚な作りでした。

平和大通ライトアップ.jpg

クリスマスを前に平和大通の並木がライトアップされていました。

平和大通イルミネーション.jpg

こんなイルミネーションも。

若貴のお好み焼き.jpg

はい、いい加減食い物はどうしたということなんですが、以前にも書いたとおりこの時期の広島であるにも関わらず牡蠣が苦手な僕はお好み焼きに走りました。
「若貴」のお好み焼きが自分の口には一番合いました。くどくなくて美味しいです。何枚でもいけそう。
ちなみに全然関係ないところで焼きそばを注文したら、焼きそばにお好みソースが添えられて出てきました。

でも実は食はあまり充実してなかったんです。会議場からあまり出なかったんで(自爆)。
学会の模様は画像は少ないのですが次の記事からレポートしていきます。

全く学術的でないおまけ画像
posted by sakura at 13:26| Comment(4) | TrackBack(0) | ボランティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月30日

これから長い移動と睡眠とか。

学会のすべてのプログラムは終了。
今は学会会場の国際会議場と広島駅の中間点辺りにあるネットカフェから更新しています。
今日も社会派ブログ風な一面をお見せしますが、僕はAB型ですので裏ではファニーな一面があることを忘れないでくださいね(ブラックな一面の間違いでは?)。

帰りは飛行機ではなくて新幹線です。
時間と費用の兼ね合いで行きは飛行機帰りは新幹線というパターンになりました。
おかげで自宅に戻るのは日付が変わった後です(汗)。

でも充実感はありました。
日本エイズ学会、と言ってしまいますが、そもそも学問として「エイズ学」というものがあるわけではありません。
この学会では疫学や看護学や薬学、一方では社会学や文化人類学などが取り扱われます。学問のジャンルとしては非常に多岐にわたるんですね。
ジャンルが多岐にわたると、僕のように不勉強な人間には、逆に飽きないんですね。関心分野をいろいろな側面から見る形になるんです。
だから3日間でもものすごく参加プログラムを詰め込みます。僕の場合は3日間で16のプログラムに参加しました。
内容は改めて帰京後の記事でレポートしていきたいと思いますが、エイズ学会ってどんなことやってるのか、僕の参加プログラムを見ていただいて一例として示したいと思います(なんかこの記事そのものが演題の抄録のようになってますが)。

11/28
9:00〜10:20 一般演題09 HIV検査・相談T
10:30〜11:50 一般演題10 HIV検査・相談U
13:10〜15:10 シンポジウム03(カウンセリング関連)
15:15〜16:35 一般演題11 MSMT
16:40〜17:40 一般演題12 MSMU
18:20〜20:20 シンポジウム04(医療と自助活動関連)
11/29
8:00〜 8:50 教育講演01(28日の記事の講演)
8:55〜10:55 シンポジウム07(MSM関連)
12:05〜13:05 ランチョンセミナー04(服薬と代謝異常関連)
16:00〜18:00 シンポジウム08(予防とパートナー関連)
18:30〜20:30 サテライトシンポジウム02(MSM関連)
11/30
8:00〜 8:50 教育講演06(薬物依存関連)
8:50〜10:00 一般演題41 陽性者支援
10:10〜12:10 シンポジウム10(医療者教育関連)
13:30〜15:30 シンポジウム12(検査相談関連)
15:40〜16:50 一般演題42 薬害エイズ問題

初日は主に検査・相談とMSM、医療と自助活動っていうのは、陽性者の生活と治療の両立とかを扱います。2日目はやはりMSM関連も多いのですが、服薬と代謝異常は完全に医学系、副作用の問題を扱ったセミナーです。3日目は陽性者支援を中心にHIVと関連付けられる社会問題を扱うプログラムに多く参加しました。

実はこれらのプログラムと並行してさまざまなプログラムが行われています。
初日の検査・相談の裏では新薬開発や療養支援、MSMの裏では予防啓発や服薬支援などの内容のプログラムがあり、2日目はシンポジウムを選択したためにソーシャルワークや外国人支援の一般演題に出れず、3日目は検査相談関連と文化人類学系のシンポジウム、MSM関連のワークショップの3つが完全にかぶってしまいました。
大学のカリキュラムでもあるじゃないですか、「どっちも出たいのに古典ギリシャ文学と日本音楽史が両方とも火曜日の3限目だ、どうしよう」みたいな(実例とはいえその例えはいかがなものか)。
しかも学会というのは年1回、もちろん来年は演題が変わります。
でもその悩んだ結果参加することにしたプログラムでこれだっていう発見があると、発見の喜びもより大きいのだろうと思います。
まあ自分の想定と違っていると、あっちに出れば良かったという後悔がつきまとって、その哀しみもより大きい危険はありますが、仕方ありません。

あ、あと楽しいのは自分が常に聴く側だからってのもあるのかも(爆)。
演者の方は準備から本番まで、本当に大変そうです。

でも良く考えると、大学のカリキュラムに例えはしましたが、一日の授業開始が朝8時で最終授業の終わりが夜8時過ぎって普通学生生活ではあまりないですよね(苦笑)。

帰京してからなので明日付けの記事になりますが、いくつかのプログラムのレポートと画像をお届けします。
そんな堅い内容にはならないはずですが。
なにしろ朝8時半に、タチとウケについて用語を解説したりするような学会ですので・・・・(爆)。
posted by sakura at 19:13| Comment(2) | TrackBack(1) | ボランティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月21日

広島行きより帰ってきてからの予定をどうにかしなければならないとか。

なぜかボランティア事務所で「広島の美味しい店」を聞かれたりしています(爆)。
日本中大抵のところには行ったことがあるような印象なのでしょうか・・・・?
だいたい、実は僕、牡蠣があまり得意ではないのですよ。
まあお好み焼きはさすがに食べてくる気がします。

さて学会から東京に戻ってくるのはほとんど日付が変わる直前になってしまうのですが、翌日からうちのイベントです(爆)。
新宿二丁目のコミュニティセンターaktaと、同じく新宿二丁目のCOCOLO Cafeで展示イベントを同時開催します。
aktaは12月1日から16日まで、COCOLO Cafeは月末まで(年末までと言うべきかも)の開催です。
お越しになる方がいらっしゃって、僕と時間が合うようでしたら、aktaのほうを見ていただいた後でCOCOLOで一緒にお茶でも、って考えています。
また追って詳細なイベント告知をしますが、時間のある方やたまたま遠方から東京へお越しの方など、よろしければメール等でお声掛けくださいね。

なんてことを気楽に言っていますが、学会と連続なので準備が大変なんですよ。
しばらくはボランティアが中心のスケジュールになりそう・・・・(汗)。
posted by sakura at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | ボランティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月18日

月末は広島空港が僕を呼んでいるとか。

相変わらず月前半が忙しい日々でしたが脱却してようやく身の回りを見直すことができるようになりました。
オフ会以外はプライベートでは何もしてないんじゃないかって勢いでしたが、これからは余裕ができるので取り戻していかないと。

そんな今月後半戦ですが、月末に広島に出かけることになってます。
広島で開催される第21回日本エイズ学会に行くんですね。
シンポジウムやいくつかの一般演題を聴いてくる予定なんですが、実は僕にとって広島はまともに行ったことがない未踏の地であります。
通過したことはありますが。

こういう話を書くといいかげん社会派ブログのイメージをますます強めそうなのですが、12月1日のエイズデー近辺はどうしてもこのような話題が増えることはいかんともしがたいのです。
だからというわけではありませんが、12月1日から新宿で開催するうちのイベントでは、ちょっと違う一面を見ていただく機会があるかも。
近々告知しますので。

このブログをお読みの方で日本エイズ学会に行かれる方、是非広島でお会いしましょう。一応3日間いますので。
しかし朝8:00から学会って・・・・学生時代でもそんなに勉強したこと無いんですけどね(爆)。
だいたい相談とMSMと陽性者支援に関する演題の場所にいる予定です。
posted by sakura at 11:53| Comment(2) | TrackBack(0) | ボランティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月26日

調査対象になってみるのはどうかとか。

もっと早く紹介しようと思っていてすっかり失念していたのですが、ただいまReach Online 2007が行われています。

サイトはこちら。
https://www.j-msm.com/2007/

「何それ?」って方も多いとは思うのですが、ゲイ・バイセクシャル男性(正確にはMSMと言うべきかも)を対象にしたインターネット調査です。
けっこう質問数が多いので、ご協力いただける方はお時間のあるときにどうぞ。

この調査は男性同性間のHIV感染予防に関する研究の一環として行われるものでして、要はセックスにおける意識や行動、またHIV/AIDSについての意識などを調査して予防施策の立案に役立てる目的があります。
回答しにくかったり、「何でこんなこと聞かれるの?」って思う質問もあるかとは思うのですが、ボランティアに参加するのは難しくてもこんな形で数十分協力してもいいかな、って思っていらっしゃる方がおられましたら是非是非ご協力をお願いします。
posted by sakura at 16:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ボランティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月19日

只今aktaにて夕涼み中とか。

新宿2丁目コミュニティセンターaktaから更新しております。
前の記事でも告知しました通り、aktaは現在「Our Days展」が開催中です。今日は夕涼みイベントとしまして、aktaにてフルーツとドリンク(ドリンクは普段もありますが、今日はいつもとちがうドリンクもあります)を用意してのほほんと夕涼みをしております。

ちなみにこのイベントは本日だけです。この記事に気がついた方はどうぞ合流下さい(難しい要求)。

さてこの展覧会なのですが、21日/22日/24日には、平日の夜ではありますが音楽とリーディングのイベントを開催します。
もちろん無料なのでどうぞお気軽にご参加下さいませ。
詳細はこちらをご覧下さい(ぷれいす東京の告知ページに飛びます)。

http://www.ptokyo.com/main/our_days07.html

(追記)
夕涼みイベントは先程終了しました。
posted by sakura at 18:45| Comment(2) | TrackBack(0) | ボランティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月16日

現在開催中のイベントの告知とか。

パレードの余韻もまだまだ続いていますし、このブログでもまたそんな記事をアップしてしまいそうではあるのですが、実は僕らは密かに次のイベントに突入していたりします(笑)。
このイベントの準備でレインボー祭の日は祭りのあと飲んだくれるとかできなかったのはここだけの話です(自爆)。
ホールではなくギャラリーイベントで、会期もそこそこあるので、新宿近辺にお越しの方は是非お立ち寄りください。
もちろん入場無料です。

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OUR DAYS展〜 HIV陽性者の日々の暮らしと思うこと

開催期間:2007年8月13日〜8月24日 16:00〜22:00
会場:Community Center akta
新宿区新宿2-15-13第2中江ビル301

世代も職業も違うHIV陽性者達が〜日々の暮らしの中でHIVを通して、
感じたこと、考えたこと、出会ったことを手記に綴りました。
あまり身近に感じることの少ない HIV陽性者の「OUR DAYS」が、身近
に感じられる〜そんな展示会です。ご来場お待ちしています!

■テキスト:ようすけ、たかし、しんいち
■写真:磯山龍朋、ないつん
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ちなみに、僕は今週末の土日、18日と19日に会場入りします。フルタイムとはいきませんができるだけいるつもりですよ。
僕も何でも答えられるわけではありませんが、展示の内容についてやHIVのことなど、お気軽に声をかけてくださいね。

また、その後の20日、21日、22日、24日(23日は飛ぶ予定)には、夜ちょっとした音楽系の企画も予定しております。こちらも詳細決まったらアップしますが、平日夜でもお立ち寄り可能な方は是非お越しください。
posted by sakura at 11:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ボランティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月12日

真夏の陽射しを浴びつつ個々の想いと共に進むパレードとか。

前の記事の続きになっておりますので是非前の記事から通しで読んでいただければと思います。

みんなでブラスを終えた僕はこの日3枚目のTシャツに着替えました。
朝からの準備中は最近ときどき着ている「FREE HUGS」のTシャツ、みんなでブラス本番は明るい黄緑色のヘッドフォンの絵のTシャツ、そしてここからはスタッフTシャツです。

スタッフT.jpg

すみません、全てが終わってから撮ったのでよれよれです(苦笑)。
ここからはブース番をしながら今回配布している冊子とピンバッヂの入った袋を手に接客モードです。
ちなみに配布物はこんな感じです。

REAL LT.jpg

今回のブースは、ぷれいす東京のブースではなく、いくつかのHIV/AIDS関連団体が集まってエイズ予防財団のブースとして展開しているもの。配布物も厚生労働科学研究事業の一環として作られたものなんです。
REAL LIVING TOGETHER・・・・共生って訳してしまうと妙にお堅いのですが、「誰もが暮らしやすい街」ってどんなところなのか、そんな問いかけを通してHIV/AIDSの問題が僕らのすぐ隣にいつもあるということを訴えています。
このセットをとにかく配りまくったのですが、いつの間にか会場中にこのセットを持った人があふれていて、あとは冊子を見たりウェブにアクセスしたりして関心を持ってくれる人が一人でも増えるといいなぁ、そんな想いがしました。

ちなみに今回、僕は他にもこんなピンバッヂを手にしていました。

ピンバッヂ.jpg

おなじみのレッドリボンに、今回のパレードで実行委員会が集めていた募金をするともらえるレインボーのピンズ、公式グッズとして販売していた悠さんデザインの缶バッヂ、それからみんなでブラスの参加者章。
もちろんどれも、今年の夏の大切な宝物です。

さて午後3時になって整列開始。僕はいきなりメッセージボードを持つことに。

出発前の青空.jpg

メッセージもさることながら背後の青空にもご注目ください。本気の夏の陽射し。もちろん焼けました。
もっとも既に焼けた肌を見せ付けているこんな人々も。

セクシー系兄貴.jpg

今回、どういうわけか我がHIV/AIDSフロートは露出度が高かったのです。
いつの間にHIV/AIDSボランティアに露出狂が何人もいることがばれたのでしょうか(超問題発言)。
この画像にはいないのですが、露出度としては限界に近い方が僕のすぐ前を行進しており、沿道の方から撮影されまくっていました。
ヒップの左後ろ1/3が完全に見えていて、競パン跡くっきり。上半身は裸です。
そしてそんなフォトジェニックな彼の背後で便乗するようにメッセージボードを掲げる僕。誰かグッジョブと言ってください(笑)。
ちなみにakaboshi君がしっかり撮影してくれましたのでどこかで画像が出るかもしれないですね。

PARCO前の虹.jpg

ほぼ必ず信号待ちで一時停止する渋谷のパルコ前で、パルコをバックにレインボーフラッグを撮りました。
今年も沿道からたくさんの温かい応援をもらいました。そしてうちのフロートで250人、パレード全体で2800人もの人が歩き、会場に残ったり沿道で見守ってくれた方を加えると4300人と発表されました。
もちろん海外の大都市のプライドに比べればまだまだな数字ですが、過去最高の人数でありました。少しずつでも成長し続けて欲しいと思います。

一年前は見るだけだったakaboshi君は、プレスの一人として嬉々として走り回っていました。
去年は僕の隣にいたkumazzzoさんは、今年はtakezzoさんの不安を取り除いてあげるかのように、側に立っていたように見えました。それって去年の僕のポジションじゃないか、なんてことを思い出しました。
豪雨で去年歩くのを断念したゆたかさんとゆう君は、今年は僕がほうっておいたにも関わらずうちのフロートで楽しく歩けたみたいです。
そして今年、フロートの隊列の一番最後を歩いた僕は、長い長い隊列になったことに感動し続けていたのでした。
HIV/AIDSフロートは、全体の中でものすごく早く一次締め切りを迎えた人気フロートになりました。
加わってくださった皆さんには心から感謝しています。

そして、来年もまた、この街を一緒に歩けますように。
来年は、青空はこのままで、ほんの少しだけ涼しいといいですね。
posted by sakura at 02:53| Comment(8) | TrackBack(2) | ボランティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月10日

直前になって続々と入る仕事における駆け引きとか。

何となく予想はついてはいたのですが、今年も例によってパレード直前になってどかどかと作業が追加され、ボランティア関連の業務が増えていきます。
日付が変わっているので本日になってしまいましたが、パレードとレインボー祭に向けて今日から3連休を取得済みの僕。当然のようにいろいろかり出されます。まあそこらへんも織り込み済みで3連休にしたわけでして、その結果削られていくのがホルンの練習時間なわけです。
というわけで、今日この時間に起きているのは、これから朝練に行くからです(爆)。
もちろん例のK公園です。

明日の僕は朝からブースの設営をちょっと手伝って、その後みんなでブラスの準備そして本番、ブースの手伝いを挟んでフロートと共にパレード、そして撤収、そんな感じです
なんか一日慌しくて、きちんとご挨拶できなかったら本当にごめんなさい。でもお声がけは嬉しいですよ。

そして翌日の12日なんですが、悠さんにお誘いを受けてしまったので(前の記事のコメントを参照)、ランチ→Rainbow Arts→レインボー祭りと言う流れで考えております。
レインボー祭のときもブーススタッフになっちゃうかもしれないんで、祭が始まったらあとは流れ解散で好き勝手に楽しみましょう、くらいの考えです。Rainbow Artsの会場の位置を考慮して、新宿駅の南口方面のどこかでご飯食べましょうってところまで考えてます。
行く場所も増えたので13:30くらいから。
この企画、11日のパレードに来られる方でご一緒いただける方は会場で僕に一言いただければと思います。
そうでない方はブログの右サイドバーにあるアドレスまで、当日連絡つく携帯アドレスか携帯番号を書いたメールを下さればと思います。
せっかくの機会なのでよろしければ是非。

ちなみに僕は、パレード当日は自作品を含む4枚のTシャツを持っていきます。あまり汗だくでブース接客っていうのはちょっと、って思うので。
そのうち3枚は決まったのですが、もう一枚をどれにするかでさっきから悩んでいたりします。
平和な悩みですけどね。
posted by sakura at 05:44| Comment(3) | TrackBack(0) | ボランティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月06日

東京パレードへのお誘い2007年版とか。

いよいよ今週末に迫ってきた東京プライドパレード。
去年も8月8日の記事にて、僕なりの言葉でパレードへのお誘いを申し上げましたが、今年の話もここでまとめておこうと思います。できれば去年の記事には僕の想いみたいなものもあるので、去年の8月8日の記事も読んでいただけると嬉しいです。
しかし・・・・去年の記事を読んだついでに何人かのリンク先の方の去年の今頃の記事を読み返して見ましたが・・・・皆さん何か人生観が変わる出来事でもありましたか?(←問題発言)

今年もまたさまざまなフロートが登場します。去年に引き続き、僕らHIV/AIDS関連の団体による“Living Together”のフロートも登場しますし、伊右衛門さんも加わっているパレードの華“Brass MIX!”によるマーチングブラスや、Rainbow Callegeの皆さんの“学生フロート”も登場します(悠さんはこのあたりでしょうか)。
フロートの詳細は東京プライドパレードのサイトでご確認いただきたいのですが、実は“Living Together”のフロートはリボンは白ながらもう一つのテーマカラーを「黄緑」にしています。僕はみんなでブラスを優先しているのでスタッフTシャツがもらえるのか微妙なんですが(苦笑)、もらえない場合はテーマカラーにそって明るくてポップなライムグリーン系のTシャツでフロートに加わることにします(既に何色がテーマカラーになっても問題ないTシャツの所有量ってのもどうかと思いましたが)。
なのでうちのフロートに来てくださる方は黄緑色の何かを身に着けていただくとより一体感があるかと。
暑いと思うのでTシャツは何枚か用意しておくと無難です。

基本的に一般の見物人は派手なものを撮影したがるので、フロートのすぐ後ろや派手なドラァグ、レザー系兄貴、横断幕を持つグループ、国会議員(去年は保阪展人氏が自主的に参加していました)などの周辺にいなければ案外撮影されにくいものです。ですがゲイメディアは撮影量が半端でないので話は別。ゲイメディアでも映りたくない人は相応に自衛するとか撮影禁止フロートへ行くのが無難です。あと事前にakaboshi君に自分の歩く位置を伝えたうえで脅しをかけておくとか(本気にしないように)。

さてさて、僕にとってはもう一つのメインのイベント「みんなでブラス」は12:30から本番です。ですがその前に11:00からHIV関連のシンポジウムがあり、またフロートの受付も必要なので、よろしければ11:00くらいからお越しいただけると嬉しいなぁと思っております。
僕は10:30には行って、ステージの背後で演奏のためのウォーミングアップなどしているかと思います。話しかけてくださっても構わないです。本番直前になるとそこから実際の行進が終わるまでけっこう忙しい展開になってしまうので、早く来られる方には早めにご挨拶できるといいなぁと思ってます。

翌日のレインボー祭の前には遅いランチ企画でも立てますが、よく考えたら自分の候補にしている店が営業しているかわからないので、そこらへんは追ってアップします。一応14:00〜16:00くらいをめどに新宿で、と考えています。
posted by sakura at 14:02| Comment(6) | TrackBack(1) | ボランティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月21日

あの日から一年が過ぎたとか。

この記事は7月21日付けに繰り上げています。

21日は母の命日です。
母の実家のある新潟は先日の地震でまたいろいろあるようなんですが、非常に穏やかに母の命日は過ぎていきました。
母が亡くなったくらいの時間は、僕はちょうどJRの中でした。今日はボランティアのミーティングの日だったからです。

夏のパレードあけに、ちょっとした展示イベントをやります。VOICEなんかに比べると規模は小さく地味なイベントではあるのですが、数日間にわたって行われるので、普段忙しい方や土日もお仕事という方にもご来場いただけるかな、と思っております。
会場は新宿二丁目のaktaですので、もう少ししたらaktaの8月のマンスリースケジュールが発表されると思いますのでお近くの方はどうぞチェックしてみてください。

ミーティングの間はさすがにミーティングに集中していたのですが、それが終わるとふと思うのはやっぱりこの一年間のことです。
うちの母親は、というかうちの両親は、今頃僕が地上でばたばたしている様子をどんなふうに見ているのでしょうか。
生前は何のボランティアをしているのかごまかしていた部分もありました。間違ったことはしているわけではないことはわかっていても、なぜ自分がこのHIV関連の活動に加わっているのか、細かいことを説明する過程でどうしてもごまかす部分がでてしまいます。
でももうその必要も無くなって、仏壇で手を合わせて最近の身の回りのことを報告できるようになりました。両親の死を受け入れられるようになってから、この部分では少し自分自身が楽になったかもしれません。
posted by sakura at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | ボランティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月05日

うちの団体も募集が始まったとか。

リンク先に設定してあるうちの団体「ぷれいす東京」の新人ボランティア研修の告知がHP上に出ています。
この告知が出ると、今年もいよいよ後半に入ったなぁって気分になります。
僕の所属しているゲイグループの部門も募集してます。オリエンテーションか研修の途中か、どこかで僕も顔を出す機会がまたあるのかも。
興味のある方は是非是非。

ところで、僕がボランティアの世界に足を踏み入れるにあたって背中を押されたのは、2年前の東京レズビアン&ゲイパレードでのHIVについてのシンポジウムでした。
そして今年もシンポジウムがありますよ。
「HIV/AIDSとセクシュアリティ」という仮題でパンフレットでは紹介されています。今年はパレードそのものが厚生労働省や東京都の後援を取り付けていることもあってか、行政関係のパネリストもいるかも。
まだステージ進行がはっきりしないのでそのとき僕がステージ前の客席にいるのかステージ裏で楽器をいじっているのかはよくわかりませんが、どちらにせよこのシンポジウムはちゃんと聞きたいと思っております。

今日はついでだしもう一つ告知いいですかね。今月発売のゲイ雑誌、Badi、G-men、サムソンを店頭で手にする機会がありましたら(もう少し先ですが)、ぜひ普段お買い求めのものとは別のものも手にとって見てくださいね。ちょっとした企画が進行しています。
広告関係も含めて隅々まで目を通しているって方はもうお気づきの方もいるかも?僕もこの間ボランティア事務所で教えていただいて、こういうこともできるんだなぁって思ったのです。
この話題はまた近くなったらしましょうかね。
posted by sakura at 03:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ボランティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月04日

行進もせずただ立っているだけで自分の中で何かが変わることもあるとか。

NLGR2日目です。
昨日付けの記事から順番にお読みいただけると嬉しいです。

2日目は今年の要領もわかってきたので設営は10時30分くらいから。
朝良い天気だったので地面の温度が上がっていて、雲が流れていくたびに陽射しを遮るのですがやっぱり暑かったです。
雲が流れるだけの風が吹くので、時折吹く強風にも対策しながらのブース運営です。

2日目のTシャツは少し開放的なこのデザインのTシャツに。

NLGR二日目Tシャツ.jpg

フリーハグズのキャンペーンに僕自身が加わっているというわけではないんですが、このTシャツは購入すると売上げの一部がピンクリボンに寄付されるということもあって、あるTシャツイベントで購入してみたものです。コレクター的にはこういうものは買えるときに買わないと二度と出会わないんです(苦笑)。
ちなみにこのTシャツは裾の長さがそこそこあるので、昨日は膝が見えていたカーゴパンツを膝が隠れるまで下げていました(意味がわからなくてかつマニアックな人のみ末尾の画像参照)。
そのくらいの緩い格好のほうがNLGRは合うんですよ。

前日に引き続き天候にも恵まれ、なかなか盛況でした。

NLGRエンディング.jpg

2日目は名古屋のゲイブラスバンドWINGの演奏から開始。去年より全然上手くなってますが、演奏会を経てバランスが良くなった結果でしょうか。
こういう方々がみんなでブラスに押し寄せてくださると、粗が隠れてありがたいですね(練習せよ)。
真面目なテーマもくだけた感じのトークで進むレインボーフォーラム、ライブ、そして締めくくりの同性結婚式とステージはハッピーなプログラム中心の構成・・・・なのですが、G.O.Revolutionさんは陽性者の手記リーディングをしてくださり、単なるお祭りでもなく、お堅い医療系イベントでもない「NLGR」というイベントのカラーが良く出ていました。
今年の同性結婚式は尾辻かな子さんの結婚式であるため取材が非常に多く、そこだけは例年と異なっていましたけれど。

同性結婚式はもちろん法的にどうのこうのというものではないのですが、パレード同様LGBTをシンボリックに見せるものだと思います。
街中の公園にある程度統一性のある風体の人々が集まって(イカニモな人が多いため)、その中で結婚行進曲が流れて、牧師さんもいて結婚式が執り行われているのですから。
LGBTとの接点がほとんど無いであろう一般の壮年の方は「ホモとレズが結婚するの?」なんて聞いてくるのですが「レズビアン同士ですよ」と応えると「そりゃそうか」なんて笑っている、そんなどこまでも緩いイベントです。イベントの内容をよく知らないけど観衆になっている、だからこそ生まれる変な勘違いもあるんですよね。尾辻さん(または木村さん)が女装ゲイに見えたというわけでは無いと思います(核爆)。
一方で、6月のはじめに男の人同士か女の人同士の結婚式が行われるということを既に認知しているお子様がいるのも事実なんですが。

ただ、政治家と言う職業の人が動くとメディアって食いつくもんだなぁと実感。取材陣の動き方がすごかったの。
負けてないakaboshiさんも相当でした(笑)。
民主党の幹部陣や大阪府知事からの祝電披露っていうサプライズもあったりしました。

来年もまたここで、挨拶回りだけきちんとしてあとはイベントを楽しめるといいなぁ、そう思いながら撤収しました。
次は東京パレードなので、実行委員会の方にそこでもブースを出すのでよろしくお願いしますと改めてご挨拶したり。
初日に検査を受けて2日目に検査結果を告知するというイベントなので、陽性の告知を受けた方もいらっしゃるかもしれません。告知直後のケア・サポートとかもボランティアにとって大事な分野です。

名残惜しくもありつつ、明日は(もう今日ですが)仕事なので、19時台の新幹線で帰京しました。
今年も素敵な名古屋でした。

あまり見ないほうがいい画像によるカーゴパンツの補足
posted by sakura at 02:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ボランティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月03日

北からも西からも東からも人が集う日本の真ん中とか。

NLGRから戻ってまいりました。
日付の変わり目を利用して、1本は前日に繰り上げて2本に分けてアップしようかと。

僕は1日の夜に名古屋入りしました。
相応な荷物を運ばねば成らないので、当日朝移動だと長い1日目が辛くなってしまうのです。
ちなみにイベントは正午のスタートなんですが、僕はブース設営は去年同様午前10時スタートにしました。

NLGRブース.jpg

テントは既に組まれていたので、搬入した配布物や閲覧用の資料を並べます。外壁になる幕には配布物の1ページを大判にした、陽性者の方の文章と写真を掲示して看板代わりに。

NLGR配布閲覧物.jpg

テーブルクロスはANGEL LIFE NAGOYAの皆さんが毎年用意してくださいます。イベントスタッフとしては本当に学ぶところの多い皆さんに敬意を表して、初日のTシャツは裾に天使の絵が入ったものにしました。

NLGR初日Tシャツ.jpg

そんなことをしているうちに知人の姿がちらほらと。このブログのリンク先でもある伊右衛門さんとtakezzoさんともご挨拶しました。
伊右衛門さんは名古屋慣れしているためでしょうか余裕たっぷり、takezzoさんは初のNLGRなのでちょっと緊張気味でしたでしょうか。
二日目日帰りなんじゃないかと思っていたakaboshiさんも初日から登場。事前に何のオファーもなく、ここへきていきなり撮影の許可を本部に取りにいきましたが、いともあっさり「official press」のパスを手に入れていました。さすがLGBT業界の主要どころを次々押さえているブロガーは違いますね(褒めてます)。
そうそう、akaboshiさんとtakezzoさんの間で何やらちょっとした行き違いが発生したようなんですが、素早くリカバリされていたために確認できませんでした(苦笑)。

それにしてもこの日、異様に暑かったんです。Tシャツも重ね着の予定が結局Tシャツ1枚で充分な状況に。それでも暑くてボトムも着替えまして。

NLGRボトム.jpg

結局真夏の東京パレードと何ら変わらない格好でブースに立つことになってしまいました。
ちなみにこのカーゴパンツ、初日が終わってプライベートな時間帯だけ着る予定だったんですが、結局オフィシャルな場で着てしまいました。

イベントの詳細はakaboshiさんを筆頭に様々なブログでアップされるでしょうから、僕のブログではちょっと裏側の話を。
名古屋と言う日本の真ん中で開催されるという特性から、NLGRは全国から人が集まるんですね。
札幌、仙台、東京、横浜、大阪、松山、福岡・・・・各地で活動されている方や地域で作られている資料などが集まってくるイベントなんですね。名古屋がホスト国のサミットのような風情です(笑)。
僕らにとってはイベントで過去に協賛いただいた企業の方のブースもまたあります。さらにはLGBTの著名な方も何人もお見かけします。
そんなわけで、NLGRで重要なのは挨拶回り。
今回は一緒にブースを担当したボランティア仲間に挨拶回りをしてもらって、僕は空いている時間にいくつか重ねてのご挨拶をしてきました。以前コメントもいただいたLONE☆STARさんにもようやくご挨拶できました。
また各地のHIV団体で作られている啓発資料なんかはとても参考になります。
病院や保健所で配られる資料のつくりと、ゲイコミュニティで配られる
資料のつくりは全然違います。見た目に脱いでいる男が出てくるかどうかだけではなく(爆)。
いや、まあそれもとても重要なんですが(笑)。仙台のやろっこの皆さんのポストカード(新宿のaktaにも置いてあります)のインパクトをどうやって超えるかはある意味最大の課題です(脱ぐって意味ではございません)。
各地の資料をいただいて読んでいると、ボランティアに加わったばかりの頃を少し思い出しました。
ブーススタッフがもう一人いたら、もう少し長い時間お話もしたかったのですけれど、今回は二人ブースなので一人が離れてしまうとお手洗いにも行けない時間になってしまうため、あまり長いお話しはできませんでした。
東京パレードではみんなでブラスのおかげでブースの仕事はあまり引き受けない方針なので(をい)、東京に来られた方には改めてお話を伺いたいな、と思っております。

初日はDQショーあり真面目な勉強会(ただしHIV研究の重鎮であらせられる先生方は学生服コスプレで登場)ありライブありといった構成で、日が暮れてもなおステージが続きます。

NLGR日暮れ後.jpg

さすがにこの時間になるとブースのお仕事は終了。
ちなみに名古屋では、僕は恒例になっている同じ年生まれの会の飲み会に参加します。ボランティアスタッフとしての参加になってからは2次会から参加して途中抜けするような形になってしまったのですが、短い時間でも楽しいお酒です。
ちなみに2次会は池田公園にシートを敷いて屋外での飲みです。
暑かったので近くのコンビニで缶のピーチクーラーとか買って、かなりハイペースで飲みました。おつまみに手羽先が用意されていました。さすが名古屋。
23時過ぎにホテルに帰って風呂に入って爆睡。こうして初日の夜は更けていきました。
posted by sakura at 23:59| Comment(4) | TrackBack(0) | ボランティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年05月29日

組織内イベントが終わり出張イベントが近いとか。

土曜日にぷれいす東京の活動報告会と総会が行われました。

活動報告書.jpg

今年は3ページ半くらい原稿を書いて、当日の部門発表なんかも行ったので、ようやくそれらが一区切りついた感じがします。

去年から活動報告会に出席していますが、この報告会は総会と連続して行われていて、総会では会計報告や予算案の承認なども行われるので、出席するたびに「組織だな〜」という気分になります。
常駐で仕事をしているわけではないので顔を合わせる方は限られているのですが、こういうときだけ他の部門の皆さんにお会いできるのです。

そんな組織の一人として、今年も名古屋NLGRに行くことが正式に決まりました。
NLGRではブーススタッフなわけですが、活動報告会では単なるゲイグループの一員としか見られない僕も、それなりにHIV/AIDSについてわかっている人に見られるので、活動報告書の他部門の分析結果や最新の資料をもとにあわてて勉強しております。
最低限の情報提供はできないとねってことで。

ブースの位置は当日でないとはっきり言えないのですが、当日お越しの方はお気軽にお立ち寄りください。
posted by sakura at 10:51| Comment(0) | TrackBack(0) | ボランティア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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