しかし今、僕は青森のホテルでこの記事を書いています。遅ればせながらとった今年の夏休み、札幌から東北を南下するツアーの3日目です。
札幌に行ったのにはもちろん理由があります。
今年で15回目となるレインボーマーチ札幌が9月18日に開催されました。
恒例のレポートをさっそくアップしていきます。
レインボーマーチの前日と当日の夜には、テレビ塔が6色虹にライトアップ。画像では時計の文字に隠れてしまってグリーンが見えにくいのですが、実際にはたいへん美しいライトアップです。
プレイベントとしては、中野区議会議員の石坂わたるさんや北海道議会・札幌市議会の議員の方をパネリストにしたトークイベントと、ゲイイラスト展という、両極端なイベントに参加してきました。
トークイベントは、地元の議員の皆さんも活発な発言で、なかなか興味深いイベントでした。人権や教育といったトピックに加えてHIV検査体制なんかにも触れてもらえたので満足。司会をしていたのはレッドリボンさっぽろのメンバーでもある僕の知人だったのですが、プロの仕事を見ました(笑)。
ゲイイラスト展のほうは、イラストレーターさんが多くいらっしゃるというバーのママさんが中心になって今年で3回目だそうです。最近は僕とY君のユニットもそれっぽいことをしているので、何としても見に行こうと思っていました。
最初はストレートの知り合いと一緒に見に行き、知り合いと夕食(このブログではおなじみ、ひげ男爵のスープカレー)をしてホテルに戻った後、思い立ってもう一度行ってしまいました。
こんなポストカードも販売していましたよ。
クオリティは僕らのイベント以上かも、と思う素晴らしい展示でした。なおこのママのバーはD専バーなので、若干描かれてるキャラクターに偏りがありますが、僕やY君にとっては何の問題もありません。一緒に行ったストレートの知り合いはどうかわかりませんが・・・・。
そんなプレイベントを満喫して若干のアバンチュールがあった前日ですが、若干心配していたのは空模様。翌朝も結局霧雨が降っていました。
でもその程度の雨はレインボーマーチの開催には問題ありません。
今年は、レッドリボンさっぽろ、アムネスティ、ゲイバーの合同ブース、おなじみの雑誌バディのほかにGoogleが初めて企業ブースを出していました。そのため、企業ブースはこんな並びに。
Googleはタオルとピンバッジを配布しており、かわいいピンバッジはもちろん、霧雨模様も手伝ってタオルも好評だったようです。
ブースのテントの裏側に回ると、パネル展示も。
アムネスティのテントの裏側では、各地のプライドイベントへの対抗勢力について書かれたものもありました。
そんなブースを見て回っているとあっという間に13時のスタート時刻が迫ってきます。
プラカードも風船もレインボーマーチではもうおなじみのアイテムです。ただし集合場所がテレビ塔の下だと、出発前にうっかり飛ばしてしまった風船がこんなことに。
また雨模様なので、大きなフラッグが濡れて重くなってしまっていました。
とはいえ、参加される方は時刻が迫ればテンションはあがる一方です。
僕のはHIV関連のNGOなどが主体になったレッドリボンのフロートを当然チョイス。
雨の札幌市街地を進んでいきます。道路が広い札幌なので、傘をさす人がいてもそんなに問題なく、傘と風船が当たって割れることだけを気にしつつ1周してきました。
そして終わる手前でバルーンリリース。今年は合計821人が隊列で歩いたそうです。
ちなみにどんな場所でバルーンリリースをしたのかご覧いただきましょう。
パルコとDQもかなりシュールですがまだありそうな風景。ではこちらはどうでしょうか。右端の着ぐるみにご注目。
ちなみにこの着ぐるみは札幌のレッドリボンのイベントではおなじみのキャラクター。ブースではこんな心温まる光景もありましたよ。
この着ぐるみとともに1時間弱のパレードをして、14時少し前に戻ってきました。
ゴール地点でのイベントであるプライド集会、今年は上田札幌市長はほかの公務と重なって出席できなかったものの、男女共同参画の部署のトップの方がメッセージを代読されました。また今年はエイサーなどもあり、エイサーを踊る札幌市民というレアなものを見ました(苦笑)。
プライド集会が全部終わるか終らないかくらいのタイミングで、僕は青森に向かうため新千歳空港に向かわねばならず会場を離脱しましたが、今年もたいへん素敵なイベントでした。
来年はあとお天気さえどうにかなればさらに素晴らしいイベントになることと思います。関係者の皆様お疲れ様でございました。